シェアマップ
シェアマップとは、BtoBビジネスにおいて、自社が提供するサービス・商品のターゲットとなりうる企業群に対し、 どれだけのパーセントで自社サービス・商品をアプローチ・提供できているかを把握するために作成する分布図のこと。
例えば、大企業向けのサービス・商品を提供する場合、業種×従業員規模毎に日本に存在する企業数を分母、自社がアプローチ済の企業数を分子として、アプローチ済みの企業の比率をパーセンテージで表す分布図を作成します。
業種 | 明細 | 100億~ 300億未満 |
300~ 500億未満 |
500億~ 1000億未満 |
1000億以上 | 総計 |
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情報サービス業 | 現顧客数 | 6 | 1 | 3 | 3 | 13 |
日本全体 | 159 | 50 | 20 | 15 | 244 | |
シェア | 4% | 2% | 15% | 20% | 5% | |
電機機器製造業 | 現顧客数 | 6 | 3 | 2 | 1 | 12 |
日本全体 | 40 | 10 | 15 | 15 | 80 | |
シェア | 15% | 30% | 13% | 7% | 15% | |
機械器具製造業 | 現顧客数 | 10 | 6 | 10 | 5 | 31 |
日本全体 | 1000 | 70 | 60 | 50 | 1180 | |
シェア | 1% | 9% | 17% | 10% | 3% |
シェアマップを作成することで、未アプローチの企業群を洗い出し、それぞれの企業群に対してマーケティングの戦略・戦術の策定します。
分母(企業数)が大きく分子(アプローチ済み企業数)が小さい場合は、DMや展示会出展と言った一度で多数の企業へアプローチできる手法が有効となり、逆に分母が小さく分子が大きい企業郡に対しては営業が直接アプローチを掛ける手法が効率的、となります。
また、シェアマップを作成することで、自社が想定していたターゲット(顧客)となりうる企業属性(業種・企業規模など)と実際の取引先の企業属性にギャップがあるか否かを明確にすることもできます。